2008年06月28日

6/28 若杉弘/東京フィルハーモニー交響楽団 ドビュッシー「ペレアスとメリザンド」

「ペレアスとメリザンド」といえばボク的にはシェーンベルクなんですが、今日はドビュッシーの方。

ドビュッシー、苦手なんだよね…(←じゃあ、何でチケット取ったんだというw)

6月28日 | 土 | 開演 14:00 PM 新国立劇場中劇場

コンサート・オペラ
「ペレアスとメリザンド」

作曲 | ドビュッシー

指揮 | 】若杉弘

【ペレアス】近藤政伸
【メリザンド】浜田理恵
【ゴロー】星野 淳
【アルケル】大塚博章
【イニョルド】國光ともこ
【医師/羊飼い】有川文雄
【ジュヌヴィエーヴ】寺谷千枝子

【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団


休憩、カーテンコールも入れてほぼ3時間。

楽しめるかどうか心配だったドビュッシーですが、意外と良かった。馴染みないオペラなのでむしろ新鮮に聴けました。

新国立劇場には何回も行ってるが、今日は初めての中劇場。2F最前列だったので視界も良好。(手摺りは邪魔だったけど。まぁ、アレが無いのも怖いし)

トーンは「響き渡る」という程ではないが、ホールが大きくないのでむしろちょうど良い。オーチャードの100倍は良い。サントリーの遠い所で聴くよりも好きかも。

オペラパレスでやってたバレエでも東フィルが演奏してたが、荒井さんがいたからこっちが一軍かな?

セットはかなり簡素、衣装もメイクも必要最小限…いや、最小以外。コンサートオペラとはいえ、演技もテキトー。学芸会かと思った。

歌手は良いのは良いんだけど(ペレアスが「日本語フランス語」だったけど)、衣装が普通のステージ衣装なので視覚的に人間関係がメチャクチャ。せめてメリザンドにウィグ付けてあげるとかさぁ、すればいいのに。CDだったら良かったのにね。

演奏は良い出来の時の東フィルで(笑)、ドビュッシーにしてはかなりハッキリしていたが、苦手なボクにとってはかえって良かった。ストーリーも曖昧だが、曲も抽象的だからねー、響きだけで勝負されるとドビュッシー初心者には辛いです。

カーテンコールで登場した若杉先生、かなり足取りがヨレヨレ。隠れファンとしてはいつまでもお元気で活躍して欲しいものです。隠れる必要ないけど(笑)

そのカーテンコールの時に、後ろのオッサンが「ブラボー!」と言えばいいのに「ウオー!」と2回も叫んで脱力orz

アッという間に現実に引き戻されましたw

2008年06月22日

6/21 バッハ・コレギウム・ジャパン ブランデンブルク協奏曲全曲演奏会

6月21日 | 土 | 開演 6:00 PM ミューザ川崎シンフォニーホール

J.S.バッハ/ブランデンブルク協奏曲 第1番~6番 BWV1046~1051

島田俊雄(トランペット)
トーマス・ミューラー(コルノ・ダ・カッチャ)
オリヴィエ・ダルベレイ(コルノ・ダ・カッチャ)
山岡重治(リコーダー)
向江昭雅 (リコーダー)
菅 きよみ(フラウト・トラヴェルソ)
三宮正満(オーボエ)
前橋ゆかり(オーボエ)
尾崎温子(オーボエ)
功刀貴子(ファゴット)
寺神戸 亮(ヴィオリーノ・ピッコロ/ヴァイオリン/ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ)
フランソワ・フェルナンデス(ヴィオラ/ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ)
ディミトリー・バディアロフ(ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ)
若松夏美(ヴァイオリン/ヴィオラ)
高田あずみ(ヴァイオリン)
パウル・エレラ(ヴァイオリン)
森田芳子(ヴィオラ)
成田 寛(ヴィオラ)
秋葉美佳(ヴィオラ)
福沢 宏(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
武澤秀平(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
山本 徹 (チェロ)
西澤誠治(ヴィオローネ)
鈴木雅明(指揮&チェンバロ)

2Fセンター最前列というのもあるが、やはりミューザは良いホールだ良すぎる!

ブランデンブルク協奏曲は曲の意味がどーだとか語るような曲でもないのでCDで聴くと飽きちゃったりもするが、ステージではサイコーね、さすがバッハ。

鈴木秀美先生が降り番で残念だが、弟子の山本君登場で納得。見れば見るほど山本君を応援したくなってくる…

第1番、コルノが愉悦感たっぷりで素晴らしい。寺神戸さんのソロは巧みだけど、ヴァイオリーノ・ピッコロって普通のヴァイオリンとどう違うんだろ?

第2番、冒頭は早過ぎると思った。島田さんのトランペット大活躍。ポーカーフェイスで吹いていたが、あれは凄いに違いない。(←素人予想)

第3番、ヴァイオリン、ヴィオラ、スッパラが3台ずつ横一列に並ぶという壮観さ。充実度では本日最高か。

第4番、リコーダーの音色がカワイイ。でも吹いているのはオッサン。笛を二人並んで吹いていると前田&菅コンビ思い出しちゃってねぇ。(あっちはフラウト・トラヴェルソだけど)若松先生が見たこともない激っ速ソロでホールを震撼させる!

第5番、その菅さん登場。しかも衣装がカワイイ(笑)。しかし、音はホールに飲まれがち。いまいち真価が…。あと2歩前に出ればいいのに。鈴木先生のチェンバロソロは素晴らしいが、チェンバロが曲を支配し過ぎると思う。

第6番、終曲なのでもう少し華やかだといいと思ったが、こういう所はBCJは控えめ(笑)。そういう意味ではBCJらしいので納得。

カーテンコールでは赤ちゃん連れてきちゃう人はいるわ、楽器持ち替えるはでやりたい放題。功刀さんが慣れない手つきでヴァイオリンを持っている姿にハァハァ…(´Д`;)

こういう楽しさは定期では味わえないので満足して電車に乗ったら、山本君も乗ってきた。帰り支度はえー!

6/12 アンドルー・マンゼ&リチャード・エガー

6月12日 | 木 | 開演 7:00 PM 王子ホール

モーツァルト/ヴァイオリン・ソナタ第32番へ長調 K376
モーツァルト/ヴァイオリン・ソナタ第42番イ長調 K526
シューベルト/ソナチネ第1番ニ長調 作品137-1 D384
ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 作品23

アンドルー・マンゼ|ヴァイオリン
リチャード・エガー|フォルテピアノ

モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ32、42番と、シューベルトのソナチネ1番、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ4番というバリバリの古典派プログラムでした。

確か、トッパンの方がバロック寄りだったんだよな…

王子ホールでモーツァルトといえば、ヒロ・クロサキさんが予想を覆すリラックスした演奏で「悪くはないんだけど!」と苦悩させてくれた事を思い出します。癒されに音楽聴きに行ってるんじゃないんです!

ファニーフェイスで颯爽と登場したマンゼさんと、いかついエガーさん。ピノックとホグウッドの後継者揃い踏みだから、そう考えると凄いよマサルさん!

勿体振らずスラーッと弾き始めましたが、これがクロサキさんの印象とは180度異なる骨太でダイナミックなサウンド!素晴らしい!

…と思ってたら、ピアノはヴァルター製のフォルテピアノでしたが、ヴァイオリンはモダン(笑)。なんかやられた

そーいえば、右隣のK列8番が糞野郎で、ずっと隠し録りしててウザー。同じ工場で働いてたらつなぎ隠してやるところなんだが。

モダンヴァイオリンとはいえ演奏が良いので「これはこれでアリか」と思ってたら、最後のベートーヴェンがとてもエキサイティングで驚いた!こうなってくると、モダンとかバロックとか言ってる場合じゃなくなってくるなぁ。

終盤には眠気もすっかり飛びましたが、最初から冴えてると「ヴァイオリンがどーの、ピアノがどーの」と気にしてロクなことが無いので、多少眠い方が純粋に音楽を楽しめていいかもね。

アンコールではシューベルトのソナタ3番とバッハのソナタ4番をやって、これもまた良い出来。(バッハは「ああ、モダンだ」と思いましたけど)

期待しないコンサートの方が出来が良いっていうのもねぇ 。

6/10 目白バ・ロック音楽祭2008 ダン・ラウリン 花鳥風月〜リコーダーによるヴィヴァルディ《四季》

6月10日 | 火 | 開演 7:00 PM トッパンホール

サッリ/ソナタ11番
ルーマン/ソナタ10番
ヴィヴァルディ/リコーダー・コンチェルト ハ短調
ジェミニアーニ/チェロ・ソナタ2番
ヴィヴァルディ/《四季》から「春」「夏」

ダン・ラウリン|リコーダー独奏
ディミトリー・バディアロフ|ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ独奏

高橋未希|ヴァイオリン
松永綾子|ヴァイオリン
深澤美奈|ヴィオラ
諸岡典経|ヴィオローネ
井上周子|リュート
渡邊 孝|チェンバロ

ラウリン1000ml配合にバディアロフのスッパラまで聴けるというのに、客入り芳しくなく残念でした…。

がっ!
これは実に素晴らしいコンサートでした!行かなかった人、残念でしたね(笑)

ラウリン、バディアロフにヴァイオリン×2、ヴィオラ、ヴィオローネ、リュート、チェンバロという布陣。

リュートのお姉さんが「ゴスロリ!?」というようなルックスで軽く萌え~。化粧を濃くすれば鳥居みゆきです。(あんまり正面を見てくれなかったのもツンデレ~!)

編成は小さいものの、ホールの響きは良いし、一音一音に重みがあって、音響的には過去最高レベル。特に1stヴァイオリンが非常にしっかりしていて、ボク的には今日のMVPですた。

前半2曲目のルーマンと後半1曲目のジェミニアーニで、リュートのお姉さんが少し高い椅子に座りなおすので少々ドキドキしまんた!(←なんで?)

そのジェミニアーニではリコーダーは出てこず、スッパラの独壇場となるワケですが、珍しいこと以外、イマイチこの楽器の存在意義が…ボクには分かりません。

ヴィヴァルディの「四季」の前にラウリンさん、曲の解説。「犬が吠え続ける」という説明が面白かった。

そういえば「四季」なんか実演で聴くの初めてかも?ヴァイオリンのコンチェルトとして聴くよりも楽しめました。てゆーか、ヴァイオリンの方は過激の一途を辿ってるだけだからね…。

ラウリンさん、最後の最後に、アンコールのソロになって初めて技巧派という事を認識しました(笑)。ありゃー凄いよー、欲しいなあの黒い笛!

2008年06月08日

6/6 目白バ・ロック音楽祭2008 ペーター・ダイクストラ指揮目白バ・ロック音楽祭祝祭合唱団、結成記念コンサート

目白バ・ロック音楽祭祝祭合唱団、結成記念コンサート
カテドラルに響き渡るバッハの感動

6月6日 | 金 | 開演 7:00 PM 東京カテドラル聖マリア大聖堂

J.S.バッハ/イエス、わが喜び
ヨハン・ミヒャエル・バッハ バッハ/主よ、われ汝を待ち望む
メンデルスゾーン/詩編第43 主よ、我を審(つまびら)き
メンデルスゾーン/我が神よ、なんぞわれを見捨てたまいし
ヨハン・クリストフ・バッハ/愛する神よ、われらを目覚めさせてください
J.S.バッハ/主に向かいて新しき歌を歌え

指揮| ペーター・ダイクストラ
演奏| 音楽祭祝祭合唱団
通奏低音| 大塚直哉(オルガン)、西澤央子(ヴィオローネ)

昨年に続き目白バ・ロックに参加ですが、このところコンサート続きで日程がなかなか・・・基本的には好きな路線なので通いたいのですけど。(言わされてるんじゃないよw)ラ・フォル・ジュルネよりもマニアックだしね。

というワケで、今年は2公演のチケットを入手。

東京カテドラル聖マリア大聖堂は初めて行くので、しかもギリギリに会社を出たので、目白から軽くタクシーですっ飛ばす。大聖堂前で、主催者側の某偉い人と再会。覚えててくれて嬉しいです。

中に入ってビックリ。かなーり広い、大変厳かな本格的な教会!(本格的なというより、本物の教会だけど)人の入りも上々で、「世の中、こんなにキリスト教徒が多いのかー」と感動。(←軽く勘違い)

事前に某偉い人から「ここは響く」と聞いていたが、確かに響きまくり。合唱にはいい感じで残響音が乗って、上手く聴こえるからいいんじゃないか。(実際に上手いのだろうけど、分からない・・・)

ここでブルックナーのシンフォニーなんかやったら凄そうだな・・・近所迷惑っぽいけど。

ダイクストラさんはとても身長が高く、きっと3メートルはあろうかという大男。しかし、指揮振りはなかなか繊細。合唱指揮に定評があるとのことなので今日は本職でしょうが、6/3の日本フィルとのオーケストラ・コンサートはどうだったんでしょうか。

曲はどれもこの線が好きな人には心に染み入ると思いますが、逆に残響音も手伝ってどれがどの曲か分からないという(←敗北感)。どれも良かったのでそういう面では満足なんですが、できればパンフレットにおおよその曲の所要時間なんか書いてあったらいいかなーと思いますた。

次は火曜日のリコーダー四季に行きます!ではまた!

6/3,6/4 パーヴォ・ヤルヴィ/フランクフルト放送響

6月3日 | 火 | 開演 7:00 PM サントリーホール

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番《皇帝》
ブルックナー /交響曲第7番(ノヴァーク版)


6月4日 | 水 | 開演 7:00 PM サントリーホール

R.シュトラウス:4つの最後の歌
マーラー:交響曲第9番ニ長調

ピアノ| エレーヌ・グリモー(6/3)
ソプラノ| 森 麻季(6/4)
指揮| パーヴォ・ヤルヴィ
演奏| フランクフルト放送交響楽団

6/3
隣のオヤジが無駄に手を動かすヤツでムカつく…

ヴィブラート抑え気味でスピーディ。やや一直線過ぎやしないか。「走る皇帝」みたいだ。そのせいかピアノも単調。流れるように弾けるのは凄いと思うけど。

しかし第二楽章はテンポを抑えたので美しさが増す。逆に第三楽章では抑えた分メリハリが効いて、ラストにきてようやく納得。

ただ、座席的(2FのRA)にあんまりピアノの音は飛んで来なかったなー。

後半。それにしても隣のオヤジうざい。意味不明に手を動かしすぎ。砂漠でラクダに放り出されて死んで~!

ヤルヴィもかなり細かく手を動かすが、オケの反応は上々。ブル7開始早々、納得したように頷く。

やや早めのテンポは相変わらず、今度はヴィブラートたっぷりで進行していくが、フォルムを保つあまりちょっとの所で情感飛ばし気味というか、深みに欠けるというか。

前半より編成が大きくなったので当たり前だが、音の出方はとんでもなく良くて、ドライブの才能はさすがヤルヴィ。このまま年を取るのか、円熟するのか…

第一、二楽章がそんな感じで「CDでも同じなのか!?」と思っていたが、第三楽章以降はむしろこのイケイケ感(笑)が曲に合っていて、今日初めて楽しめた。

特に第四楽章ってCDで聴くと単調だけど、実演映えはするよねー。

「これでもかっ!」というほど鳴らしまくって壮絶なフィナーレ。機能美という点においてはさすがという他ない。

そんなこんなで2時間30分(休憩込)の長丁場の揚句、アンコールまでやっちゃってヘトヘト。ボクが(汗

明日はマラ9ですが、この方向性だったらマーラーの方が良いかもね。

6/4
RAからLAに移っただけで、あんなに印象が異なるものか…

前半の森麻季はやはり座席的に声が飛んでこないが、声量で勝負する人じゃないから仕方ないか。声としては好きなんですが。

ていうか、あんなにオパーイ大きかったっけ?こっちを振り向いた時は徹頭徹尾、首尾一貫して谷間にくぎづけになったいまんた!俺、キモい!

後半のマラ9が…こんな素晴らしい9番は久しぶり!(インバル/ベルリン響、チョン・ミョンフン/東フィル、アルブレヒト/読響、若杉/N響くらいかな、聴いたのは)

最初は「さすがフランクフルト、マーラーは手慣れたもの」という感じだったが、第三楽章のフィニッシュでヤルヴィさん煽りまくり。あまりの激しさにガクブル(゜Д゜;)。

第四楽章は「もうちょっと粘れ!」と思いつつも、強弱、押し引き巧みで、それがわざとらしくなく「音楽」しているのが何よりも良い。やはりヤルヴィとこのオケにはマーラーだな。ブルックナー終わったらマーラーチクルスやって欲しい。

休憩時に「最後まで音楽の余韻を楽しめ!」という館内アナウンスがあったせいか、拍手も滞空時間の長い静寂の後。途中退席者とかもいたが、やれば出来るじゃん(笑)

客入りは6、7割程度で寂しかったけどねー、あんなに素晴らしかったのに。富士通のだから招待券もだいぶバラ撒いたんだろうけど、ちょっと高いわ。

6/1、6/2 アルバン・ベルク四重奏団解散コンサート

6月1日 | 日 | 開演 4:00 PM サントリーホール

ハイドン/「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」Hob.III:50-56から序奏
ベルク/抒情組曲
シューベルト/弦楽四重奏曲第15番ト長調D887
(アンコール ハイドン/弦楽四重奏曲第78番変ロ長調op.76-4Hob.III-78「日の出」第2楽章)

6月2日 | 月 | 開演 7:00 PM サントリーホール
ハイドン/弦楽四重奏曲第81番ト長調 Hob.III81
ベルク/弦楽四重奏曲 作品3
ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第15番イ短調 作品132
(アンコール ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 op.130から 第5楽章)

アルバン・ベルク四重奏団
ギュンター・ピヒラー (ヴァイオリン)
ゲアハルト・シュルツ (ヴィオリン)
イザベル・カリシウス (ヴィオラ)
ヴァレンティン・エルベン (チェロ)

6/1
一曲目のハイドンが終わって華麗なフラ拍手発生。知らないなら拍手しなきゃいいのに…

しかも、隣のオッサンが鼻息スーッ!の人で耳障り。せめてハンカチあてればいいのに…

でも、大型のホールとしてはまともな音(むしろうるさすぎず良い)で、かなり満足できました!

しかし、ベルクの曲なんてCDで聴くとワケワカだが、実演ではユニークだね。人を騙しているとしか(←理解不足w

後半のシューベルト。
先週のウィーンSQでもシューベルト(「死と乙女」)をやったワケですが、ウィーンSQは柔らかで、アルバン・ベルクQはもっとこってりしているような。

ウィーンSQは柔軟剤仕上げ、アルバン・ベルクQはみりん仕上げという所ですね。(←ワケワカ)

しかしホントに上手い。あんなの聴いたらそりゃー誰でも「世界最高級のカルテット」と思うよなー。

楽器単体としての音の厚みを確保しながら、四重奏曲としては音のブレンドが絶妙という理想的具合。確かにこれで解散は惜しい。

アンコールでは第二ヴァイオリン氏が日本語で曲目紹介。でも、下手な日本語よりは分かりやすい英語の方が…(せっかく演奏は上手いのに)

そのアンコールのハイドンは夢心地の素晴らしさ。

最後にサイン会あり。写真をねだるオバハンうざい。

6/2
2FのLC前方にいましたが、座席が昨日と同じなので印象は変わらず。音はよく聞こえるし、そして上手い。上手すぎる。十万石アルバン・ベルク。

でも、感動は昨日の方が大きかったです。今日は「よく出来た演奏を傍観した」という感じで、イマイチ心に響きませんでした…

一曲目のハイドンなんか、昨日予習でクイケンSQのCDを聴いてしまったせいか、ハイドンの愉悦さが乏しく感じられる。

いっそのこと、前プロは昨日は「十字架上の~」全曲、今日はベルク特集とかにしてくれれば嬉しかったかな。

後半のベートーヴェンはかなりグッとのめり込む瞬間もあった。しかし昨日はシューベルトでやたら燃えたので、それと比べるとまだまだ。

完成度はやたら高いのだけれどねー。目を閉じて聴くと、良い録音のCDを聴いてるみたいだ。(それくらい出来が良いという事なのだが)

これだけ素晴らしいフェアウェルなので、客は大盛り上がり。アンコールで再びベートーヴェン(アンコールはアダージョと決まっている!?)が終わった後はかなり長い時間の静寂の後に盛大な拍手。そして平土間殆どの人がスタオベ。

確かに素晴らしかったもんなー。

ひょっとして、素晴らしいと認めつつも、あんまりアルバン・ベルクQとは相性が良くないのかもしれません(笑)

5/30 バッハ・コレギウム・ジャパン 第80回定期演奏会 《バッハからメンデルスゾーンへ》

バッハ・コレギウム・ジャパン
5月30日 | 金 | 開演 7:00 PM 東京オペラシティ

メンデルスゾーン/プレリュードとフーガ ニ短調
メンデルスゾーン/コラール・カンタータ「キリスト、神の小羊よ」
メンデルスゾーン/コラール・カンタータ「ただ尊い神の統べるままにゆだね」
バッハ/カンタータ第106番「神の時こそ、最上の時」BWV106(メンデルスゾーン版)
メンデルスゾーン/詩編115編「我らにではなく、主よ」
メンデルスゾーン/賛歌「わが願いを聞き入れ給え」
メンデルスゾーン/詩編114編「イスラエルがエジプトから逃れ出た時」

藤崎美苗(ソプラノ)
藤井雄介(テノール)
与那城 敬(バス)

指揮| 鈴木雅明
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱・管弦楽) 

メンデルスゾーンを取り上げるという事で若干の企画色を禁じ得ませんでしたが、さすが「マタイ受難曲」を復活させた男フェーリクス、すごく良かったです!

鈴木先生が冒頭のパイプオルガンを演奏。今井先生もいるのに(笑)。曲のせいもあると思うが、とても豪快ですた。

メンデルスゾーンのカンタータはやはりどことなくバッハ的に聞こえ、「ルーツは一緒なんだなぁ」と感心していたが、しかし次のバッハのカンタータでは「やはりバッハはバッハにしか聞こえない」とオリジナリティを強く感じるという面白さ。

さらにこのバッハのカンタータが「メンデルスゾーン上演稿」で、ヴァイオリンとオルガンを省いてしまうという潔さ。全体的に器楽よりも合唱メインと思いました。

後半はよく知っているメンデルスゾーンらしいロマン派全開の豊かな旋律で、まさかこんな演奏をBCJで聞けるとは。

後半2曲目は藤崎さんオン・ステージで、美声を堪能。いつぞや聴いた時は力みまくってて苦痛だったが、今日は余裕があって良かったよねぇ。

ラストの曲はBCJというか、古楽器のグループですらないようなブ厚い音とハレルヤコーラスで圧倒。予想を遥かに上回る充実度で大満足でした。

西宮公演はプログラムも微妙に違っていたようで、せっかくだからそっちも聴きたかったです。

てゆーか、交響曲第2番…やらないか…(ウホッ、いいメンデルスゾーン!)

5/23、26 ウィーン弦楽四重奏団

5月23日 | 金 | 開演 7:00 PM 王子ホール

ドヴォルザーク/弦楽四重奏のための 「糸杉」 B152より
ブラームス/弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.51-2
ブラームス/弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調 Op.51-1
(アンコール ドヴォルザーク「アメリカ」より)

5月26日 | 月 | 開演 7:00 PM 浜離宮朝日ホール音楽ホール

シューベルト「四重奏断章」D.703
モーツァルト「不協和音」K.465
シューベルト「死と乙女」D.810
(アンコール モーツァルト「狩」より)

ウィーン弦楽四重奏団
ウェルナー・ヒンク(第1ヴァイオリン)
フーベルト・クロイザマー(第2ヴァイオリン)
ハンス・ペーター・オクセンホファー(ヴィオラ)
フリッツ・ドレシャル(チェロ)

5/23
ドヴォルザークとブラームスの弦楽四重奏。最初の一音だけで柔らかなウィーンらしい響き(イメージだけど)がホールを充満して驚愕。

正直、ここまでイメージ通りの音を出されるとグゥの音も出ませんわ。

ドヴォルザークは「糸杉」なので交響詩的だが、それにしてもしかしブラームスは分かりやすいな…盛り上げ方が交響曲と一緒(笑)

ウィーンSQはどんなに情熱的な部分においても決して音が濁らず、全くうるさく響かない。曲によってはキレイだけでは物足りない場合もあるが(バルトークとかショスタコとか)、今回のプログラムでは絶品。

後半では客の緊張が途絶えたか、雑音が多く聞かれたのが残念。

でも、アンコールでドヴォルザークの「アメリカ」やってくれて嬉しかったなぁ。(やや急ごしらえの感はあったけど)

5/26
王子ホールの時より席が後ろだったので、柔らかなトーンがやや拡散気味。一曲目のシューベルト「四重奏曲断章」がよく分からない曲だったせいもあってやや不安。

二曲目はお馴染みモーツァルトの「不協和音」。「不協和音」といっても、聴き慣れているから余り不協和音に聞こえないという(冒頭だけだし)。曲後半からは柔らかなトーンとホールの響きが上手くブレンドし、とても心地良い。(正直、うとうとしたorz)

ラストのシューベルト「死と乙女」は期待はしていたが、期待以上といえよう!(←宇野先生風)シューベルトが乗り移ったかのような名演、熱演。第二楽章の甘くも暗い旋律と、終楽章の(それまでのウィーンSQとは思えないような)力強さにかなり引き込まれました。ブラボー級。

と言いつつ、力強くなってもうるさくならない所はさすがです。

アンコールではモーツァルトの「狩」。これも良かったですが、やはり、本編で演奏した人の曲をやるんですね。

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