2008年04月27日

4/20 小澤征爾指揮東京のオペラの森管弦楽団 チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」

公演前に「今年で東京のオペラの森中止」のニュースを聞いていたので、
イマイチ士気に欠ける気持ちで行ったワケです。
しかも、チャイコフスキーにそんなに興味無いし、たいして予習もせず。

4月20日 | 日 | 開演 15:00 PM 東京文化会館大ホール

「エフゲニー・オネーギン」

作曲 | チャイコフスキー

指揮 | 小澤征爾
演出 | ファルク・リヒター

オネーギン:ダリボール・イェニス(バリトン)
タチヤ―ナ:イリーナ・マタエワ(ソプラノ)
レンスキー:マリウス・ブレンチウ(テノール)
オリガ:エレーナ・カッシアン(メゾ・ソプラノ)
グレーミン公爵:シュテファン・コツァン(バス)
ラーリナ夫人:ミハエラ・ウングレアヌ(メゾ・ソプラノ)
フィリッピエヴナ:マルガレータ・ヒンターマイヤー(メゾ・ソプラノ)
トリケ:ヘルムート・ヴィルトハーバー(テノール)

3F左側の最後列だったので心配したが、やや端が欠ける程度で視覚的には問題なし。
最後列なので気兼ねなく腰を浮かせて小澤先生の指揮振りを見られるのも嬉しいw

それよりも、オーケストラの音が非常にダイナミックかつ美しく響いたのでびっくりしました。
しかも、メチャクチャ上手い。好き好んでチャイコフスキーを一所懸命聴くことはあまりない
ですが、これだけ上手いとオペラでは美しさ際立つなぁ。

そのせいか、ソリストの音はやや引っ込み気味。レンスキーのソロは良かったですが。

奇をてらった演出を好まないボクとしては、今回の演出は非常にサッパリしていて、
しかも美しさもあり、とても気に入りました。

音楽も良かったし、物語も面白かったけど、一度聴いてしまえばワーグナーのように
何度もその世界に入りたくなるような感じでもないので、秋のコンヴィチュニー演出の
「エフゲニー」はスルーでいいかな。

2008年04月26日

4/18 スクロヴァチェフスキ指揮読売日本交響楽団 ブルックナー 交響曲第5番

プログラム発表時から大注目のコンサートでしたが、開演前の客席のレイドバックした
雰囲気で、「本当に名演になるのだろうか?」と若干心配になりつつもスタート。

読売日本交響楽団第470回定期演奏会
4月18日 | 金 | 開演 7:00 PM サントリーホール

ブルックナー/交響曲第5番

指揮| スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ

第一楽章の始まりは手応えがあるものの、隣の爺さんが無造作に手を(しかも微妙に)
動かしているので気が散ってイマイチ入り込めず。

第二楽章では美しい旋律が胸に飛び込んできてハッとさせられる。
但し、後ろの席のオバハンは寝息を立てて・・・orz

第三楽章は音が生き生きとしだして、名演の予感。第四楽章では途中から手に汗
握る攻防で身動きが取れないほど。フィナーレの壮大さは筆舌にし難い。
全楽章に渡ってヴィオラが大熱演。時々ヘタれてると思ったらホルンのY岸さん・・・orz

今年聴いた中では(まだ前半だけど)、ブロムシュテット/N響のシューベルト「グレート」、
マーク・パドモア/OAEのバッハ「ヨハネ受難曲」と肩を並べる素晴らしい出来でした。

2008年04月15日

4/12 スクロヴァチェフスキ指揮読売日本交響楽団 ストラヴィンスキー「春の祭典」、他

前週のブルックナー交響曲第2番も聴きたかったのですが、諸事情により断念。
評判は良かったらしいので残念です。

そして行ってきたのが、これ。
スクロヴァさんの公演は何はともあれ押さえておきたい所ですね。

読売日本交響楽団第501回名曲シリーズ
4月12日 | 土 | 開演 6:00 PM サントリーホール

チャイコフスキー/交響曲第6番<悲愴>
ストラヴィンスキー/春の祭典

指揮| スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ

昨年もカリニャーニで「ハルサイ」やってるし、スクロヴァさんも「火の鳥」をやっているので、幾らストラヴィンスキー好きなボクでも「また?」と思うワケですが、それよりも何よりも「悲愴」と「ハルサイ」って・・・ロシア繋がりなのは分かるけど、実に納得のいかないプログラムです。

「悲愴」はスクロヴァさんとは思えぬたっぷり間合いを取った、ロマンシズム全開の演奏で始まって軽い驚き。それにしても金管がうるさすぎ。バランス感覚の妙が持ち味のスクロヴァさんにしてはどうしたことか。

これが第2楽章に入るといつものスクロヴァさん節で、スンナリ進行していきます。
第3楽章はサクサク具合とともに爆発的な盛り上がりも見せ、ここはさすがと思いましたが、逆にこれだけロマン派の曲なのに、あまり感情が表れないというのもどうかと。

第3楽章後に拍手を入れさせないためか次の楽章をアタッカで入り、しかも、終楽章後指揮者が手を下ろすまで拍手が全く入らなかったのは読響(の客)とは思えぬ優等生ぶり。ここに一番感動してしまったという(笑)。

「悲愴」という曲に思い入れが無いというもありますが、全体的には100点満点中65~70点というほどほどの出来。演奏は良かったんですけどね。ある意味、かみ合わなかったのかも。

「ハルサイ」は打って変わって、気合の入れようが十分に伝わってきて大満足でした!

「悲愴」では各パートは悪くないものの、曲を覆わなければならない大きなうねりに乏しかったのですが、「ハルサイ」は各パートの充実度、燃焼度はそのままに、それが全体の爆発に繋がっていたという素晴らしさ。こういうのをまとめられる所がさすがスクロヴァさんですね。ノリだけとも、ブーレーズのような明晰さだけとも違う、ホットで心地よい「ハルサイ」でした。

次週はいよいよブル5!
でも、「ハルサイ」を2日もやれるのに、何で一日しかやらないのかな。