2008年03月03日
2/25 フェルトホーヴェン指揮オランダ・バッハ協会合唱団&管弦楽団 バッハ「ヨハネ受難曲」
2月から3月にかけて「ヨハネ受難曲」が2回、「マタイ受難曲」が1回という受難続きなハードスケージュールなんですが、まずはレオンハルト翁も絶賛のオランダ・バッハ協会からスタート。
次の日曜日にエイジ・オブ・エンライトメントがあるのも凄い話ですけど(笑)
オランダ・バッハ協会合唱団&管弦楽団
2月25日 | 月 | 開演 7:00 PM 紀尾井ホールバッハ/ヨハネ受難曲
ゲルト・テュルク(テノール/エヴァンゲリスト)
ステファン・マクラウド(バス/イエス)
マリア・ケオハナ(ソプラノ)
マシュー・ホワイト(カウンターテナー)
アンドルー・トータス(テノール)
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(パス/ピラト、ペトロ)指揮| ヨス・ファン・フェルトホーヴェン
古楽器好きながら何気に紀尾井ホールは初めてなんですが、良いホールですね。1階の左端前方にいましたが、東京オペラシティを小型にしたようなイメージでした。
古楽器オケなので小編成なのは想像に難くないですが、思ってたよりも編成が小さくてびっくりしました。しかも、ソリストが合唱を兼ねるので歌手も7人しかいないという小型っぷり。
感想は、「凄いものを聴いてしまった」という感じです。
小編成なので個々が物凄く力を出し切っているというか、むしろ力みすぎなくらいで、CDで聴くようなしみじみした感じは殆ど無いです。通奏低音が頑張っているので音の厚みは結構確保されているのですが、ヴァイオリンの数が少ないので、冒頭では高域がヨレヨレしているように聞こえました。
「ピーター・ダークセンによる1724年初演ヴァージョン」とあるので、「あれか、ヘレヴェッヘの録音のようなヤツか」と思っていましたが、ちゃんと「Herr!」から始まるヨハネでした。この辺の版の説明はもっと専門的な本を読むと面白いです。
合唱も基本的にはワンパート一人なのでパート各音域の明瞭さが格別で、最初はバラバラに聞こえる始末。編成が少ない分、バランス感覚を保つのが難しいのでしょうか。段々とこなれてくる感があったのは良かったですけど。
BCJでお馴染みのゲルト・テュルク氏がここにいるのは少々違和感でしたが、貫禄ではさすがです。語り部としてのエヴァンゲリストという事では比類がありません。イエスのステファン・マクラウドも良かったです。
逆に、やたらとカマトトぶったマリア・ケオハナは気持ち悪いし、過剰に芝居がかったヴォルフ・マティアス・フリードリヒは場違いと思いました。しかし、歌そのものは上手いんですね。
いつも「普通に聴いている」BCJですが、こうしたオケを聴くと、BCJがいかに音楽的に洗練されているかがよく分かります。オランダ・バッハ協会はとにかく無骨で荒々しいんですね。まるで、実際にバッハの時代に演奏されていたスタイルがそのままタイムマシンに運ばれてやってきたかのよう。そんな説得力がありました。
ただし、好き嫌いはかなり分かれるとスタイルとは思います。CDで気に入った人も、実演では面食らうんじゃないでしょうか。ボクがその一人でしたから(笑)。
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- at 23:08
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